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‘高血圧’

顔のむくみ、赤みは高血圧と関係ある?

2012-05-15

Q.近頃、顔が赤くむくみ始めました。  高血圧となにか関係があるのでしょうか? A.顔がむくんで赤くなる、お腹は太っているのに手足が細くなる、  このような症状の場合は、クッシング症候群だと思われます。  顔のむくみは「満月用顔貌」、お腹周りが太くなるのは  「中心性肥満」とも呼ばれています。  これは、脳の真下にある副腎皮質や下垂体にできた腫瘍が原因で  引き起こされる、女性に多い病気です。  クッシング症候群には顔のむくみ以外にも、ニキビが増える、  腹部に赤紫の亀裂が出来る、あざが出来やすくなる、  などの症状があります。  また、女性の場合はひげが生え始めたり、  月経の異常などの症状もみられます。  高血圧以外にも、糖尿病や骨粗しょう症を引き起こす要因になるため、  内分泌・代謝の専門医に詳しく診察してもらい、  必要なら手術で腫瘍を摘出しなければなりません。  基本的に治療は摘出手術が前提ですが、  腫瘍の状態によっては摘出が困難な場合もあります。  その際は摘出可能な状態になるまで放射線治療に切り替え、  降圧薬も服用します。  腫瘍を摘出できればクッシング症候群も治り、血圧も下がります。  また、最近では、診察中にたまたま副腎の腫瘍を発見して  クッシング症候群だと判明する件も多いようです。

仕事や人間関係のストレスで高血圧に

2012-05-11

Q.仕事先や人間関係で普段からイライラしており、血圧も高めです。  性格だから仕方ないと割り切るしかないのでしょうか? A.ある実験で、高血圧の患者に疑似的に仕事をしてもらい、  そのストレスが体にどう影響するのか調べてみました。  最初に、  暗算負荷テスト(ある計算をひたすら繰り返して患者に負荷をかける)  を三分間続けたところ、下の血圧、上の血圧ともに上昇したことが  分かりました。  その後は医療機器で血圧を確認しながら4週間ほど  暗算負荷テストを行いました。  このテストで血圧は確かに上がりましたが、呼吸法、  筋肉弛緩法を行って血圧を調整しつつ暗算負荷テストを行うと、  血圧の上昇が抑えられたのです。  また、平常時の血圧も下がりつつありました。  体感するストレスは変えようがなくとも、  ストレスの受け止め方を変えることにより、  気持ちが楽になると思います。  とりあえず、「自分はイライラしやすい・怒りっぽい」  「怒ると血圧が上がるんだ」と意識するだけでも、  精神的な余裕が生まれるでしょう。  実際にストレスを感じたら、  深呼吸などの呼吸法やストレッチでリラックスすると効果的です。

高血圧の薬をやめる基準は?

2012-05-11

Q.自分の周りの人は薬の治療を終え、  今現在は服用していないそうです。  自分もやめたいと思っているのですが、  降圧薬治療はどのような条件で終了になるのですか? A.降圧薬治療を終えるための条件はいくつかあります。  まず、血圧が安定しており130/80mmHg未満を維持している、  臓器障害も無く合併症(糖尿病など)の心配もない、  薬の量は1日に1錠ほど、生活習慣が改善されている、  以上全てを満たしている人が終了することができます。  すなわち、低リスク群かつ合併症、臓器障害の無い人のみです。  それ以外だと薬の使用中止は、  特別な事情でも無い限り難しいと思われます。  また、終了するのはあくまで「降圧薬治療」のみです。  薬を止めた半年以内に高血圧が再発する可能性がありますので、  測定や生活習慣の改善は引き続き行い、  病院による経過観察も定期的に受けてください。

下の血圧だけが下がったら、高血圧は改善した?

2012-05-11

Q.最近、下の血圧だけが下がってきました。  これは高血圧が治ってきたということですか? A.下の血圧が低くなっていても、上の血圧が高い場合は、  より一層血圧のコントロールが必要になります。  そもそも、血圧は年齢を重ねるごとに上がるものだと考える人が  多いようですが、年齢と比例して上がるのは上の血圧だけで、  下の血圧は60歳代ほどから下がっていく傾向があります。  大動脈が硬化すると、  心臓が収縮する際に血液をため込む力が低下してしまいます。  そうなると血液がため切れずに流れ出してしまい、  上の血圧が上昇します。  すると、心臓の拡張時に流れ出す血液の量が減り、  結果として下の血圧が下がってしまうのです。  この上下の血圧の差を「脈圧」と呼びます。  脈圧の理想的な値は50mmHgです。  しかし動脈硬化が進んでいると、この上下の差が大きくなります。  つまり、脈圧が大きいほど、動脈硬化が進んでおり、  心血管病のリスクも大きくなるという報告も  厚生労働省から出されています。

高齢での高血圧の原因

2012-05-10

Q.50代を過ぎたあたりから、  高血圧を発症した同世代の知り合いが増えてきました。  高齢になると高血圧になっても仕方ないのでしょうか? A.高血圧は、年を取るごとに発症しやすくなります。  男性の場合だと、50歳代から発症率が50%を超えていることが  厚生労働省の調べで分かっています。  高齢の方が高血圧にかかる原因は主に2つあります。  1つは、体の老化です。動脈の繊維は柔らかく弾力性がありますが、  年を取るにつれて段々と繊維が硬くなっていき、  動脈硬化を引き起こしてしまいます。  動脈硬化が「血管の老化現象」と呼ばれているように、  人として当たり前の現象ですので、これは避けることができません。  もう1つの原因は生活習慣です。  塩分濃いめの食生活や、飲酒、喫煙、運動不足、ストレスなどは、  高血圧の「危険因子」とされ、動脈硬化を悪化させてしまい、  高血圧となってしまいます。  しかし、あくまで生活習慣ですので、意識すれば回避できるでしょう。  年齢を重ねれば、様々な病気に罹る可能性もあります。  とくに糖尿病などは、高血圧に大きく影響してしまうので、  高血圧以外の病気にも注意しつつ、  うまく血圧を調整することが大事です。

女性は男性より高血圧が少ない?

2012-05-09

Q.女性は男性に比べ、  高血圧の心配が無いそうですがなぜでしょうか? A.厚生労働省のデータを見れば分かるように、  40代までの女性の高血圧の割合は、わずか14%ほどで、  男性の半分にも及んでいません。  40代までなら、女性より男性のほうが高血圧の危険性が  高いことがわかります。  しかし、50代からは女性の割合が39%ほどになり、  40代から2倍以上に増えています。  そして、最終的には70代で男性の割合を超えてしまうのです。  なぜここまで急激に上昇するのか、  それは女性ホルモンの減少が関係しているのだと言われています。  女性ホルモンにはナトリウム(塩分)や  水分を排出する手助けや、血管の収縮や老化を防ぐ効果が  あるのですが、高齢になり閉経すると女性ホルモンが減少していき、  上記したような効果は薄れてしまうのです。  また、更年期を過ぎた女性の場合は、  体内に水分を留めやすくなったり、  肥満になりやすくなることがあります。  精神的に落ち着かないこともありますので、  白衣高血圧や仮面高血圧を発症することもあります。

夏に高血圧が正常に。薬は飲まなくてもいい?

2012-05-09

Q.夏の間は血圧が安定しているので、  夏は服用しなくとも大丈夫ですか? A.血圧は季節に影響されやすく、夏は血管が広がり、  血圧が低くなることが分かっています。  6月~9月の暑い頃の間に、血圧が目標値以下に達して、  なおかつ合併症の心配の無い低リスク群の人なら、  その時期のみ薬の量を調節することができます。  もちろん中止も可能です。  しかし、薬の服用を中止すると、  その反動で冬の間の血圧が高くなることがあります。  その際は冬の間の薬を増やし、  次の夏は必ず服用しなければなりません。  冬は他の季節に比べて病気のリスクが高く、  脳卒中や心筋梗塞を発症する確率も高くなります。  それを防ぐ意味で薬を増やします。  以上のことから、夏の服用中止はリスクが高いと言えます。  それよりも、年間を通じてきちんと服用したほうが安全でしょう。

高血圧と糖尿病、どちらの食事療法を基準にする?

2012-05-08

Q.高血圧の食事療法、糖尿病の食事療法、  というように分けられていますが、  この2つを合併している場合はどちらを参考にすればよいでしょうか? A.高血圧における食事療法の特徴は「減塩」に特化していることです。  一日の塩分の量を6g未満に抑えることで降圧目標を目指します。  糖尿病も、減塩に関しては高血圧のものと同じですので、  糖尿病の食事療法を参考にしましょう。  高血圧と糖尿病の食事療法で違うポイントは、カロリーの摂取量です。  高血圧の場合は、過食に気を付けて個人別の目標体重を  キープすることがポイントですが、  糖尿病だと、男性1400~1800kcalまで、女性1200~1600kcalまで、  というように明確な制限がされているのです。  カロリー制限と聞くと、厳しく辛いものに感じると思いますが、  主治医や栄養士の指示に従えば間違いなく改善しますので、  諦めないことが肝心です。  最近では低カロリーで満腹感が得られる定食を提供する食堂などが  流行っているので、そちらも活用してみると良いでしょう。

不安、ストレスで高血圧になる?

2012-05-07

Q,夫が深刻な病気に罹ってしまい、  日々不安を抱えながら生活しています。  あまり深く抱え込んでしまったせいか、高血圧だと診断されました。    この場合どう対処すればいいですか? A,心配だと思う気持ちや不安は慢性的なストレスですので、  それが原因で高血圧になったと考えられます。  ストレスを慢性的に感じていると交感神経が過度に緊張し、  血圧を上昇させるホルモンが分泌されます。  また、不安は高血圧だけでなく、不整脈の要因にもなりかねません。  不安という感情には、血圧を安定させようと、  交感神経や心拍数をコントロールする機能を鈍らせるからです。  心に何か問題を抱えてしまったときは、心療内科の治療はもちろん、  音楽を聴いたり、エステやアロマセラピーでのリラックスが効果的です。  ほかにも、新しく趣味を見つけたり、  何かの行事に参加するのも良い気分転換になると思われます。

高血圧と性格の関係

2012-04-29

Q.普段から怒りっぽい性格をしている人は  血圧が上がりやすいと言われていますが、  性格も高血圧と何か関係がありますか? A.同じ状況に立たされた際、ストレスを感じやすい人と感じにくい人が  いますが、それは性格によるものではないか、と考えられています。  ストレスを感じやすい場合、  それは医学的に「タイプA(タイプA 行動パターン)」といわれています。  このタイプの人は、野心や競争心が強く、  他人に対して敵意を抱きやすいという特徴があります。  さらに、仕事を多く抱え込み、  無意識のうちにストレスの多い環境を作り上げている傾向があります。  また、本人がストレスに気付かないという特徴もあるようです。  「タイプA」を最初に提唱したのは、  1950年代のアメリカの医師であるフリードマンでした。  フリードマンは、心臓病外来の待合室の椅子の前側だけが  かなり擦り切れていることを不思議に思っていました。  そこで待合室の様子を見てみると、  椅子に浅く腰掛けている患者が多いことに気付きました。  彼らはいずれも共通する性格を持ち、  待ち時間にイライラしていたので、  即座に立てるよう浅めに腰掛けていたのです。  フリードマンは、彼らのように心臓病を患っており、  イライラしやすい性格のことを「タイプA行動パターン」と  呼ぶようになりました。  近年では、怒りや敵意といった感情で高血圧になることが  研究で判明しています。  タイプAの人の場合、普段から怒りの感情が積み重なっているため、  性格と高血圧は密接に関わっていると言えるでしょう。

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