‘関係’
高血圧と性格の関係
Q.普段から怒りっぽい性格をしている人は 血圧が上がりやすいと言われていますが、 性格も高血圧と何か関係がありますか? A.同じ状況に立たされた際、ストレスを感じやすい人と感じにくい人が いますが、それは性格によるものではないか、と考えられています。 ストレスを感じやすい場合、 それは医学的に「タイプA(タイプA 行動パターン)」といわれています。 このタイプの人は、野心や競争心が強く、 他人に対して敵意を抱きやすいという特徴があります。 さらに、仕事を多く抱え込み、 無意識のうちにストレスの多い環境を作り上げている傾向があります。 また、本人がストレスに気付かないという特徴もあるようです。 「タイプA」を最初に提唱したのは、 1950年代のアメリカの医師であるフリードマンでした。 フリードマンは、心臓病外来の待合室の椅子の前側だけが かなり擦り切れていることを不思議に思っていました。 そこで待合室の様子を見てみると、 椅子に浅く腰掛けている患者が多いことに気付きました。 彼らはいずれも共通する性格を持ち、 待ち時間にイライラしていたので、 即座に立てるよう浅めに腰掛けていたのです。 フリードマンは、彼らのように心臓病を患っており、 イライラしやすい性格のことを「タイプA行動パターン」と 呼ぶようになりました。 近年では、怒りや敵意といった感情で高血圧になることが 研究で判明しています。 タイプAの人の場合、普段から怒りの感情が積み重なっているため、 性格と高血圧は密接に関わっていると言えるでしょう。
高血圧と不眠の関係
Q.高血圧と診断されて以降、夜なかなか眠れません。 高血圧と睡眠に何か関係があるのでしょうか? A.高血圧によって交感神経がより活性化するため、 体が興奮して眠りにくいと感じるものと思われます。 現に、高血圧の人の3~5割が不眠で悩んでいることが分かっています。 長期間不眠だと、本来下がっているはずの 夜の血圧が上がったままなので、血圧の調整が困難になり、 さらに不眠に悩まされてしまいます。 この悪循環を断ち切るためには、高血圧の治療を万全に行い、 なるべく就寝前にはリラックスするよう心がけましょう。 また、不眠はうつ病の症状の1つでもあります。 高血圧患者の2~4割がうつ病で、しかも不眠に悩まされています。 うつ病の治療も欠かさずに行っておきましょう。 不眠だと感じた場合は、普段の生活を振り返ってみて、 仕事や趣味がおざなりになっていないか確認してみましょう。 自力での改善が困難な場合は、心療内科で相談することを おすすめします。
高血圧と塩分の関係について
日本は世界的に見ても塩分の摂取量がダントツに多い国ですので、 日本人と高血圧は切っても切り離せない関係と言えるでしょう。 塩分の過剰摂取は高血圧の大きな原因の1つです。 ですので、生活習慣の改善において減塩は必須となります。 塩分を摂取することによって血圧が上がるメカニズムとしては、 下記の2つのパターンがあります。 パターン①血液量が増える 塩の成分であるナトリウムを取り過ぎてしまうと、 脳が血液中のナトリウム濃度を一定に保とうとするため、 血管にもっと血液を送るように命令します。 血液量の増えた血管は押し広げられ、その結果血圧が上昇してしまいます。 その結果、高血圧になってしまうのです。 また、塩分をとりすぎてしまうと、交感神経の働きが活発になります。 このようにして心拍数が増えると、それに伴って血液量が増え、 結果として血圧が上がってしまいます。 一時的な血圧の上昇であれば、 腎臓がナトリウムを尿として処分してくれるのですが、 普段から高塩分な食生活をしている人の場合、 腎臓がナトリウムを処理しきれなくなり、 それが血液の中にとどまってしまいます。 パターン②血管の収縮 ナトリウムには、筋肉を収縮させる作用があります。 私たちの血管も筋肉でできています。 よって、血管がナトリウムを取り込んでしまい、 血管が収縮し、その結果血圧が上がるのです。 血圧と塩分には、このような関係があります。 注意点としては、塩分の摂取量による血圧の影響には 個人差があるということです。 一般的に、影響を受けやすい人を食塩感受性といい、 影響を受けにくい人を食塩非感受性といいます。 食塩感受性の人は、塩分の影響を受けやすいため、 高血圧になりやすいということがわかっています。 >>高血圧の人の塩分の摂取量について

