‘夜間高血圧’
夜間高血圧の原因
Q.私はいびきがひどいらしく、 夜間高血圧との診断結果が出されました。 危険だと聞かされましたが、具体的に教えください。 A. 就寝中の血圧は、副交感神経が働いており、 昼に比べて10,20%下がるのが普通です。 血圧を下げることにより、心臓を始め内臓や血管をゆっくり休ませるのです。 しかし、この夜間高血圧(就寝中の血圧が高いこと)では、 晩の間じゅう高血圧のままになっており、 その結果血管に負担がかかってしまい非常に危険です。 こうなってしまう原因の一つに動脈硬化が挙げられます。 体自体は副交感神経のおかげでリラックスしていますが、 動脈が硬いために血圧は高くなったままになっています。 また、睡眠時無呼吸症候群や糖尿病、慢性腎臓病でも同じように 夜間高血圧になってしまう危険性があります。 無呼吸症候群の場合は、就寝中に呼吸が止まってしまうので、 症状としていびきをかいてしまいます。 これらはいずれ脳卒中や心筋梗塞、最悪の場合、 突然死に至る危険もあるので、早めに医療機関で診断を 受けるべきでしょう。
仮面高血圧(早朝高血圧、夜間高血圧)について
Q.職場で常に緊張しており高血圧のような気がするのですが、 病院で測った結果、何の問題もありませんでした。 これは一体どういうことでしょうか? A.普段の生活の中では血圧が高いのに、 診察時には正常な血圧になる現象を「仮面高血圧」と呼びます。 高血圧が仮面を被っているような状態なので、 発見することは困難です。 仮面高血圧にはいくつかの種類があります。 職場や家庭での心理的、身体的ストレスから起こる 「ストレス下高血圧(職場高血圧)」 早朝時、体が動く準備に入る際に、 とても血圧が上がる「早朝高血圧」 深夜、眠っている間に血圧が上がる「夜間高血圧」などです。 いずれも若年層や男性に多くみられています。 おそらく、昼間に活発に活動するためだと言われています。 他にも、メタボリックシンドロームや肥満、 アルコールの摂取、喫煙が仮面高血圧と密接に関わっている との報告がされているので十分注意が必要です。 仮面高血圧を防ぐには、病院以外で血圧を測定することが大切です。 24時間血圧計などを用いて、日常的に測定を心がけましょう。

